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49日法要は初めての方が多いものです
49日法要は、ほとんどの方にとって初めて迎える仏事かもしれません。
そのため、慶弔の作法について色々とお調べになる方も多いと思います。
しかし、いざインターネットで調べてみると、さまざまな答えがあって「これはどういうこと?」と戸惑われるかもしれません。
実は、仏教は本来、形式や言葉だけで供養ができるような教えではありません。
もっとも大切なのは「心の行い(慈悲)」であり、形にこだわらない――これが、私が僧侶として多くのご法要や法話に関わってきて辿り着いた答えです。
どれだけ豪華な準備を整えても、そこに慈悲の心がなければ供養(法要)の意味は薄れてしまいます。
どうぞ、故人様を想いやる慈悲の心をもって49日法要の準備をなさってください。
形式より大切なのは慈悲の心
私自身、これまで数多くの49日法要をお勤めしてきましたが、時にはロウソクを灯さないこともありました。
それは、そこに集われたご遺族様の心の灯火が、とても温かく輝いていると感じられる時です。
心の灯火こそが、何よりの御灯明(おとうみょう)なのだと感じます。
そんな49日法要をご一緒に執り行えたら幸いです。合掌