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49日法要の準備で大切なこと|僧侶が伝えたい本当の供養

目次

49日法要は初めての方が多いものです

49日法要は、ほとんどの方にとって初めて迎える仏事かもしれません。

そのため、慶弔の作法について色々とお調べになる方も多いと思います。

しかし、いざインターネットで調べてみると、さまざまな答えがあって「これはどういうこと?」と戸惑われるかもしれません。

実は、仏教は本来、形式や言葉だけで供養ができるような教えではありません。

もっとも大切なのは「心の行い(慈悲)」であり、形にこだわらない――これが、私が僧侶として多くのご法要や法話に関わってきて辿り着いた答えです。

どれだけ豪華な準備を整えても、そこに慈悲の心がなければ供養(法要)の意味は薄れてしまいます。

どうぞ、故人様を想いやる慈悲の心をもって49日法要の準備をなさってください。

[49日法要の準備はこちら]

形式より大切なのは慈悲の心

私自身、これまで数多くの49日法要をお勤めしてきましたが、時にはロウソクを灯さないこともありました。

それは、そこに集われたご遺族様の心の灯火が、とても温かく輝いていると感じられる時です。

心の灯火こそが、何よりの御灯明(おとうみょう)なのだと感じます。

そんな49日法要をご一緒に執り行えたら幸いです。合掌

僧侶として一言~四十九日法要のご準備について~

皆様がインターネットで一生懸命検索される中、私自身も四十九日法要や仏教、浄土真宗のことを検索してみました。

その結果、あまりに多くの誤情報が出てくることに驚きを隠せませんでした。(2025年7月27日現在)

お参り先でも「ネットで検索したらこう書いてあったんです」とお話を伺うことがありますが、現実とはかけ離れた内容も少なくありません。

これは「Webライター」と呼ばれる、仏教に詳しくない方々が調べた知識だけで記事を書いていることが一因です。(いわゆる長文にして、評価を検索エンジンから評価をもらう仕組みです。)

さらに、企業は自社のホームページを検索上位に表示させるために、数百万円~数千万円をかけて制作会社に依頼していると広告代理店の方から聞きました。(よく広告代理店さんからの電話がかかってきて話されています。)

仏教は本来、お寺が専門分野であり、僧侶が伝えていくものです。

しかし、商業目的で作られた長文や、それらしい表現の記事が上位に並び、結果として誤った情報が広く流布されているのが現実です。

だからこそ、どうか皆様には誤情報に振り回されることなく、安心してご準備いただきたいのです。

結論を申し上げますと、「作法」はもちろんありますが、ほとんどのお寺では「服装が違う」「置き方が違う」「言葉遣いが違う」といった形式にはこだわりません。

それよりも僧侶として大切にしているのは、「この大切なご法要をご縁の方々と共に心を込めて勤めさせていただきたい」という想いです。

ですから、どうか皆様も「これで良いのかな?」と過度に心配されることなく、自分たちのスタイルで整えてください。合掌🙏

【結びの一言】
何よりも大切なのは、故人さまを想う慈悲の心です。お気軽にご準備ください。

<49日法要に戻る>

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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