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49日法要の服装について|浄土真宗の僧侶が解説

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【喪服での四十九日】

一般的に、四十九日法要では黒のフォーマルスーツやワンピースを着用するのがマナーとされています。男性は黒のネクタイ、女性はシンプルなパールのネックレスなどを身につけるのが一般的です。

ただし、フォーマルスーツや黒のネクタイ、パールのネックレスなどをお持ちでない場合、無理にレンタルや新調をしてまで揃える必要はございません。

その分の費用を、法要後の皆様の会食に充てていただくほうが、亡き方への供養としてもよいでしょう。

その際は、あらかじめ出席される方々に平服での参列をお願いし、皆様で服装の雰囲気を統一されると、場が整い安心です。法要は故人を偲び、心を寄せ合う大切な時間です。服装にとらわれすぎず、何よりも心を込めてご参列いただくことが、一番のご供養となります。

【自宅の法要は普段着に近い服装でもOKです】

近年は自宅で四十九日法要を営むご家庭も増えており、地域やご家族の考え方によっては、喪服ではなく落ち着いた色合いの普段着(平服)でお参りされることもあります。この場合は、華美になり過ぎないように心がけると良いでしょう。

また、法要の後に皆様でお食事やお出かけの予定がある場合、着替えの手間なくそのまま移動できることから、平服を選ばれるご家庭も増えています。特にご自宅での法要では、無理に喪服を用意する必要はございません。

大切なのは、皆様で相談し合い、服装の方向性を決めておくことです。どのような服装であれ、心を込めて故人を偲ぶお気持ちが、何よりのご供養となります。

このように、同じ風景・同じ人物で服装だけを変えて比較すると、その違いは一目瞭然です。

しかし、どちらの画像からも、心から手を合わせておられる姿には変わりがないことが伝わってきます。

大切なのは亡き方を偲び、心を込めて手を合わせる気持ちです。

どうぞご無理のない範囲で、大切な49日法要を心静かに執り行えるよう、ご準備なさってください。合掌🙏

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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