
仏事における服装の基本は、どの法要でも共通しています。
年回忌法要・入仏式(入仏慶讃法要)・遷仏法要(遷座法要)・百箇日法要・祥月命日法要・初盆法要・盂蘭盆会・彼岸会・納骨法要 ・建碑法要など、法要の名称は異なっていても、仏様やご先祖さま・故人を敬う心を表す点に変わりはありません。
そのため、ここでご案内している年回忌法要の服装の内容は、仏事全般において共通事項でございますので安心して参考にしていただけます。


年回忌法要の服装について
一般的に、年回忌法要では黒のフォーマルスーツやワンピースを着用するのがマナーとされています。男性は黒のネクタイ、女性はシンプルなパールのネックレスなど、控えめで落ち着いた装いが望ましいとされています。



ただし、ご家庭によっては服装の形式にそれほど厳しくない場合もあり、無理にフォーマルスーツや小物を新調されたり、レンタルされる必要はございません。
故人を偲ぶお気持ちが何より大切ですので、その分の費用をお供えや会食などに充てられるのも、ご供養の一つの形です。
カジュアルすぎる服装は避けつつ、落ち着いた色味や雰囲気を意識していただければ問題ありません。また、あらかじめ出席される方々に服装の雰囲気をお伝えし、統一されると安心です。年回忌法要は故人とのご縁を再確認し、感謝を捧げる大切なひとときです。形式よりも心を込めてご参列いただくことが、何よりのご供養となります。
※各種法要、仏事全般において共通事項でございます。
年回忌法要 平服の場合


近年は自宅で年回忌法要を営むご家庭も増えており、地域やご家族の考え方によっては、喪服ではなく落ち着いた色合いの普段着(平服)でお参りされることもあります。この場合は、華美になり過ぎないように心がけると良いでしょう。



また、法要の後に皆様でお食事やお出かけの予定がある場合、着替えの手間なくそのまま移動できることから、平服を選ばれるご家庭も増えています。特にご自宅での法要では、無理に喪服を用意する必要はございません。
大切なのは、皆様で相談し合い、服装の方向性を決めておくことです。どのような服装であれ、心を込めて故人を偲ぶお気持ちが、何よりのご供養となります。
大切なのは亡き方を偲び、心を込めて手を合わせる気持ちです。合掌🙏
※各種法要、仏事全般において共通事項でございます。
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。