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感謝の心は「足るを知る」

忙しい日々の中では、つい当たり前のことに目を向けなくなり、感謝を忘れてしまうことがあります。

感謝の心は、私たちの日常を豊かにする大切な鍵です。何気ない日々の中で、たとえば家族が作ってくれた食事や、友人からの気遣い、自然の美しさなど、普段は見過ごしてしまうような小さな出来事に目を向けると、そこに感謝が生まれます。この感謝の気持ちが、心に温かさを生み出し、何気ない瞬間を大きな喜びへと変えていくのです。

仏教では、感謝の心は「足るを知る」という教えと結びついています。『阿弥陀経』や『観無量寿経』には、阿弥陀如来の無限の慈悲に感謝し、その恩を受け止めることの重要性が説かれています。この感謝の心を持つことで、私たちは不満や執着から解放され、平和で満ち足りた生き方を得ることができるのです。

また、感謝は人と人とのつながりを深める力を持っています。「ありがとう」という言葉を伝えることで、相手も喜びを感じ、良い関係が育まれます。感謝は他人の心にも温かさを与える、連鎖のような力を持っています。この連鎖が広がれば、家庭や社会全体が穏やかで優しい雰囲気に包まれるでしょう。

一方で、感謝の心を育むには少し努力が必要です。忙しい日々の中では、つい当たり前のことに目を向けなくなり、感謝を忘れてしまうことがあります。だからこそ、日々の中で意識的に「感謝のリスト」を心に描くことが大切です。今日一日、自分に与えられた恵みに気づき、「ありがとう」と思う習慣を続けていきましょう。

感謝は、私たち自身の心を柔らかくし、豊かにします。感謝の種を心にまくことで、そこから幸せという花が咲きます。小さな感謝を積み重ねることで、大きな喜びと平和に満ちた人生を築くことができるのです。

ご先祖さまを偲ぶ心は、年忌法要の場でも大切にされています。流れや準備については[年忌法要ページ]で詳しくご案内しています。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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