
生前は本当にありがとうございました。お疲れ様でした。ゆっくり安らかにお休み下さいませ。
本日のお通夜で感じた深いご縁
今日は、長年にわたり法要にお呼びいただいていた方のお通夜にお参りいたしました。ご縁をいただいてきた日々を思い返しながら、静かな空間をご家族と共に過ごすことができる有難さを、あらためて深く感じました。
お通夜や法要の場は一つひとつ違ったご家庭で営まれますが、不思議といつも同じような空気が流れます。悲しみの中にも安らぎがあり、言葉にできないぬくもりがその場を包んでいるのです。私はそれを、阿弥陀さまの慈悲が確かにそこに満ちている証しと受け止めています。
人は大切な方を亡くした時、言葉では表せないほどの喪失感に包まれます。それでも、南無阿弥陀仏と手を合わせるとき、その悲しみの底にある安心感にふと気づかされます。阿弥陀仏は「どんな人も必ず救う」と誓われた仏さまです。その大いなる慈悲に抱かれていることを実感できるのは、こうしたご縁の場でこそ強く心に響いてまいります。
そして、法要のご縁はお参りの場だけに限らず、これから出会う方々へも広がっていきます。私のホームページを通じて新たにご縁を結ばせていただくのも、またひとつの「因縁」であり、阿弥陀さまが導いてくださる方便の形だと感じています。検索でたどり着いてくださる方、ブログを読んでくださる方、既に深いご縁で結ばれている方、すべてが仏さまのはからいの中にあるご縁なのです。
これからも法要を大切に勤めながら、インターネットという新しい道を通じても、阿弥陀仏の慈悲の尊さをお伝えしてまいりたいと思います。その広がりが、悲しみの中にある方の心を少しでも和らげる光となれば、これほど嬉しいことはありません。南無阿弥陀仏。合掌🙏