
私たちの人生は阿弥陀仏の大いなる光に包まれ、どんな時も見守られています。
自然法爾(じねんほうに)
仏教には、自然法爾(じねんほうに)という教えがあります。これは「すべてのものは仏のはたらきによって自然と成り立っている」という意味で、私たちが無理に物事をコントロールしようとせず、あるがままに身を任せることの大切さを説いています。
人生には、自分の思い通りにならないことが多くあります。目標を立て、努力することは大切ですが、すべてが計画通りに進むとは限りません。時には、どれだけ頑張っても報われなかったり、思わぬ出来事が起こったりするものです。そんな時、人は不安や焦りを感じ、「なんでこうなるんやろう?」と悩んでしまいます。しかし、仏の教えに照らしてみると、人生は私たちの思いを超えた大きな流れの中にあり、無理に抗わず、その流れに身を任せることが心の平穏につながると気づきます。
風が吹けば、その風を感じ、川が流れれば、その流れに従うように、人生の流れも受け入れる。無理に逆らわず、今できることを精一杯行いながら、その結果を仏のはからいとして受け止める。そうすると、心の重荷がふっと軽くなり、穏やかな気持ちになれるのです。
私たちの人生は阿弥陀仏の大いなる光に包まれ、どんな時も見守られています。だからこそ、安心して一歩ずつ進んでいけば良いのだと思います。焦らず、無理せず、自然の流れの中で、仏の慈悲を信じながら日々を大切に過ごしていきたいですね。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は四十九日法要のご縁でもお伝えすることがあります。仏教では亡き方を偲ぶ最初の大きな法要が49日です。
年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。
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