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真理を知るには、表面的な形を超えることが大切|【公式】お坊さん@出張®︎

見える形に惑わされず、物事の本質を見極める心を育てましょう。(慧眼)

目次

心の眼で真実を見極める

私たちは日常生活の中で、目に見えるものや聞こえる言葉に強く影響を受けます。誰かの言葉に一喜一憂し、物の価値や人の評価も、表面的な形や肩書きで判断しがちです。しかし、仏教では色即是空(しきそくぜくう)と説かれ、形あるものは本質ではなく、すべて移ろいゆくものだと教えられています。

例えば、美しい花も時が経てば枯れ、豪華な建物もいつかは朽ち果てます。同じように、人の言葉や態度もその瞬間のものであり、必ずしも本心とは限りません。もし私たちが表面的なものにとらわれすぎると、本質を見失い、余計な煩悩を生み出してしまいます。誰かの冷たい態度に傷ついたり、誰かの甘い言葉に騙されたりするのは、表面だけで物事を判断しているからです。

では、どうすれば真理に近づくことができるのでしょうか。それは、心の目を養い、奥にある「本当の意味」を感じ取ることです。例えば、厳しい言葉の裏には、相手の優しさや愛情が隠れていることがあります。また、一見無価値に思えるものが、実は深い意味を持っていることもあります。仏教では空(くう)という概念があり、すべてのものは固定された実体を持たないと説かれます。つまり、私たちが見ているものも、受け取る言葉も、すべては私たちの心のフィルターを通して変化しているのです。

だからこそ、見える形に惑わされず、物事の本質を見極める心を育てましょう。心を静め、余計な執着を手放すことで、より深く真実を感じ取ることができるようになります。それが、真理へと至る第一歩なのです。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

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またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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