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欲望を減らせば、心が豊かになる|【公式】お坊さん@出張®︎

物の多さではなく、「満足できる心」こそが、本当の豊かさなのです。

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「今、この瞬間」に意識を向ける

仏教の教えに知足(ちそく)という言葉があります。「足るを知る」とは、今あるものに満足し、それ以上を求めすぎないことを意味します。私たちは日々、「もっと良いものを」「もっと豊かに」と願います。しかし、欲望には際限がなく、一つ満たされても次の欲が生まれ、終わりがありません。

例えば、新しいスマートフォンを手に入れたとき、最初は喜びますが、すぐに「もっと性能が良いものが欲しい」「次のモデルが出たら買い替えたい」と思うことがあります。物欲は満たした瞬間から、新たな欲望が湧いてくるものなのです。このように、外の世界に幸福を求めている限り、心は満たされることがありません。

では、どうすれば本当の豊かさを得られるのでしょうか?それは、今、この瞬間に意識を向けることです。たとえば、温かいお茶を飲むとき、その香りや味をじっくりと味わえば、それだけで心は満たされます。しかし、「もっと高級な茶葉があれば」「特別な茶器が欲しい」と考え始めると、今ある幸せに気づけなくなります。

大切なのは、「今、ここにあるもの」に感謝し、それを味わうこと。 そうすれば、余計な欲望に振り回されることなく、心穏やかに過ごせます。物の多さではなく、「満足できる心」こそが、本当の豊かさなのです。

今日も「知足」の心を大切にし、目の前の幸せに気づきながら、心豊かな一日を過ごしましょう。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は卒哭忌(そっこくき)のご縁でもお伝えすることがあります。49日を過ぎて百日目に営むご供養が「百箇日法要」です。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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