お仏壇の購入をお考えの方へ

目次

大型仏壇について

立派な大型仏壇は見栄えも良いですが、日々のお掃除や維持管理が大変です。また、将来的に処分を検討する時には費用や手間もかかります。置き場所も必要ですので、その点をご理解の上でお選びください。

最近では、お仏壇の後継者問題を抱えるご家庭が増えており、特に娘さんばかりのお家では、将来的にお仏壇を引き継ぐ方がいないケースも珍しくありません。そのため、立派な大きなお仏壇がかえって心の重荷となり、将来的に処分や維持の問題で悩まれる方も多いのが現状です。

このような理由から、近年では小型のお仏壇へ買い替えるご家庭も増えており、必要以上に大きなお仏壇を勧める販売店に不安を感じる方もいらっしゃいます。大切なのは、どのような形であっても仏さまやご先祖を敬う気持ちでお参りを続けていくことです。

小型仏壇について

近年は小型のお仏壇を選ばれる方がとても増えています。置き場所に困らず、お部屋の雰囲気に合わせて和風・洋風など様々なデザインから選ぶことができるため、違和感なく仏様をご安置いただけます。

また、コンパクトで移動もしやすいので、将来的にお引越しやご家族の生活環境が変わった際にも柔軟に対応しやすい点が大きな魅力です。

価格も比較的お求めやすく、現代の住宅事情に合わせてシンプルに設計されたものや、LED照明が付いたスタイリッシュなタイプなど、選択肢がどんどん広がっています。こうした小型のお仏壇であっても、心を込めて手を合わせる気持ちに変わりはありません。

大きさにとらわれず、今のご自身の暮らしに合ったお仏壇を選ぶことで、これからも無理なく末永く仏様やご先祖をおまつりしていくことができます。

ご本尊について

浄土真宗の場合、ご本尊は極楽浄土の仏様である阿弥陀如来です。左右の掛け軸は省略しても差し支えありません。なお、ご本尊は宗派によって異なりますので、ご準備の際は宗派に合ったものをお選びください。


大型仏壇から小型仏壇へ

最近では、大きなお仏壇から小型のお仏壇へ買い替えられる方も多くいらっしゃいます。その際、古いお仏壇の横に新しいお仏壇を並べて遷仏法要(魂抜き)を行い、続けてその場で入仏法要(魂入れ)をお勤めすることも可能です。

「お坊さん@出張」では、遷仏法要のお布施のみで入仏法要もあわせてお勤めいたしております。ただし、遷仏法要と入仏法要が別の場所になる場合には、追加のご負担をお願いする場合がございますので、あらかじめご了承ください。

「魂入れ」「魂抜き」という表現は、本来、浄土真宗では用いない言葉ですが、分かりやすく説明するために一般的な呼び方として記載しています。


結びに一言

ご無理のない範囲で、ご家族皆さまのお心に寄り添うようなお仏壇をお選びください。お仏壇はご自宅の中の小さなお寺ともいえる大切な場所です。10年、20年と長い年月を共にし、ご家族の心の支えとなってくれることでしょう。合掌🙏

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

目次