龍眞院 釋大智の法話– category –

知識だけにとらわれてしまうと、「知ったつもり」になりがちです。 「聞・思・修」の実践 仏教の教えは、ただ耳で聞き、言葉として記憶するだけでは、本当の意味で理解することはできません。お釈迦様が悟られた真理も、言葉や理論だけでは表現しきれない...

思いやりは相手のためだけでなく、最終的には自分の心の平安を築く道でもあるのです。 真理を知らない心と慈悲 他者を思いやる心は、自分を成長させる力を持っています。誰かに対して優しさを示すとき、私たちの心は自然と広がり、柔らかくなります。たと...

苦しいときほど「仏の光」を心に思い浮かべることが大切です。 仏と共にある自分に気づく 私たちは日々、喜びや悲しみ、迷いや苦しみの中で生きています。それは人間として自然なことですが、その感情や状況に囚われすぎると、自分自身が何者であるかを見...

失敗を恐れるのではなく、失敗を通じて学ぶ心を育てましょう。 精進が前進する力 仏教の教えには、「精進（しょうじん）」という重要な徳目があります。これは、日々努力し、より良い自分を目指して行動を積み重ねることを意味します。しかし、精進とは単...

今日一日、自分自身と向き合い、身近な人に優しさを持って接してみましょう。 自分を見つめる時間が大切 仏教の教えである「内観」は、私たちに自分自身の心を深く見つめることの重要性を説いています。自己を内側から見つめることで、これまで気づかなか...

無我を生きることは簡単ではありませんが、その実践を通じて、心は軽く、明るくなります。 固定不変なものは存在しない 「無我」とは、私たちが抱きがちな「自分」という固定観念から解き放たれることを意味します。仏教では、この「自分」という執着が苦...

子供たちのように、過去を「流し」、軽やかな心で「今」を生きる姿勢を心がけたいですね。 過去や未来に執着しない 子供の頃は、相手と喧嘩しても「あっという間に仲直り」できる純粋さや柔軟性を持っていましたね。 けれど、大人になると経験や思考が増え...

自分の「一念」を大切にし、他者に善い影響を与える心を育む努力が必要です。 一念は時間の極速 「一念無量」とは、一つの思いや心の動きが無限の広がりを持つことを表す言葉です。 この教えは、私たちの心がどれほど大きな影響を世界に及ぼすかを伝えてい...

「今日」という一日が与えられていること自体に感謝し、前向きな心で受け止める。 どんな一日も良い日になる 「日々是好日」という禅語は、一見すると「毎日が良い日」といった楽観的な解釈にとどまりがちですが、その本質はさらに深い仏教の教えに根差し...

忙しい日々の中では、つい当たり前のことに目を向けなくなり、感謝を忘れてしまうことがあります。 小さな感謝を積み重ねる 感謝の心は、私たちの日常を豊かにする大切な鍵です。何気ない日々の中で、たとえば家族が作ってくれた食事や、友人からの気遣い...