
誰もが仏の子として尊い存在なのです。
仏に至る道とは
この世に生まれた私たちは皆、仏となる種を心に宿しています。生まれや育ち、過去の過ちに関わらず、阿弥陀さまの光はすべての命に等しく注がれています。「私なんか…」と思う心にこそ、仏の慈悲が届くのです。誰もが仏の子として尊い存在。焦らず少しずつ、自分を信じ、歩んでいきましょう。
この世は苦しみも悩みも多いけれど、それこそが「仏に至る道」でもあります。迷い苦しむ心があるからこそ、仏の教えに出会い、救われるのです。阿弥陀さまは、そんな私たちを決して見捨てることなく、いつでもそばで見守ってくださっています。苦しみの先にこそ、光が差す道が開けていくのです。
もし私たちが天上界のように、幸せばかりで迷いも苦しみも無ければ、仏法に耳を傾けることもないでしょう。苦しみこそが仏さまと出会うご縁。今こうして仏法に出会えたこと自体が、すでに尊い救いの道に立っている証なのです。
だからこそ、苦しみを嫌うだけで終わらせず、「これも仏さまへ至る大切な道」と受け止めてみましょう。過ちを悔やみ続けるのではなく、そこから立ち上がろうとする心が、すでに仏心を芽生えさせています。
仏になるというのは、特別な誰かの物語ではありません。凡夫のまま救われるというのが本願の教えです。自分を責めるより、阿弥陀さまの願いに身を委ねることが大切です。「それでええんやで」と抱きしめてくださる仏さまの慈悲に、今日も安心して歩んでいきましょう。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は入仏式のご縁でもお伝えすることがあります。お仏壇を迎えられる際の大切な儀式については入仏慶讃法要ページを参照して下さい。
年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。
急な出張法要のご依頼にも対応いたします。四十九日法要や年回忌法要など浄土真宗のお坊さんの手配ができます。