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水が形にとらわれないように、柔軟な心で生きる|【公式】お坊さん@出張®︎

仏さまは決して「忘れろ」とは言われません。大切なのはとらわれないこと

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岩の人・砂の人・水の人

水はどんな器にも合わせて形を変え、流れ続けます。この「水のような心」は、仏教の「無執着」という教えに通じます。こだわりや欲に縛られず、変化する世の中や人との関わりを素直に受け入れることで、心は自然と穏やかになります。

人の心の例えに「岩の人・砂の人・水の人」という話があります。怒りを岩に刻むように、いつまでも消せずに引きずる人。時間と共に消える砂のような人。そして、水に文字を書いてもすぐに消え、跡すら残さない人。私たちは、この「水の人」を目指すべきでしょう。

怒りや悲しみ、過去の出来事に執着し続けると、心はどんどん重くなり、前に進めなくなります。反対に、水のような柔らかい心であれば、たとえ嫌なことがあっても、サッと流して次へ進むことができます。

仏さまは決して「忘れろ」とは言われません。大切なのはとらわれないこと。思い出は思い出として心にしまい、必要以上に抱え込まない。それが、無執着の実践であり、柔らかな心を育てる生き方です。

水のように生きることで、心は軽くなり、笑顔が自然とこぼれていくでしょう。今日一日、しなやかに柔らかく過ごしていきましょう。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は49日法要のご縁でもお伝えすることがあります。仏教では亡き方を偲ぶ最初の大きな法要が49日です。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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