
仏の光を受け取るかどうかは、私たち自身の心のありようにかかっています。
愚痴の心には智慧の光
仏さまの智慧は、まるで朝の光のように、私たちの心にそっと差し込み、迷いや苦しみを照らしてくれます。この智慧は単なる知識や頭の良さではなく、物事の本質を見抜く力、そして心のあり方を正しく見つめ直す力です。
私たちは日々、思うようにいかない現実に心を乱し、つい愚痴や不満をこぼしてしまいます。でも、そんなときこそ仏さまの智慧の光に照らされることで、「この苦しみにはどんな意味があるのか」「どう乗り越えるべきか」と気づくきっかけになるのです。
たとえば、愚痴の心に智慧の光が差し込めば、イライラや怒りに任せるのではなく、冷静に物事を見つめ、どうすれば改善できるかを考え、前向きに行動できるようになります。
仏さまの光明は誰にでも平等に注がれています。その光を受け取るかどうかは、私たち自身の心のありようにかかっています。朝の静けさの中、手を合わせて仏の智慧に思いを寄せるひとときが、今日一日の心の軸をつくってくれるのです。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
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