
感謝の心は、自我を和らげ、怒りや不満を鎮める力があります。
感謝の心は自我を和らげる
仏教では「感謝の心」は、善き行いを育む土台とされます。私たちは日々、当たり前と思っていることの中に、数えきれない恩を受けて生きています。朝目覚めて呼吸ができること、ご飯を食べられること、誰かの笑顔に出会えること・・・それらすべてが、誰かの支えや仏さまのはたらきによって成り立っています。
阿弥陀さまは、どんな私でも見捨てることなく「あなたを救わずにはおれない」と願い、常に慈悲を注いでくださっています。その深いご恩に気づくとき、「ありがとう」という心が自然と湧いてくるのです。
感謝の心は、自我を和らげ、怒りや不満を鎮める力があります。自分の中に咲いたその心の花は、まわりの人にも温かさを伝え、優しさの輪を広げていきます。
そしてその花は、自分のためだけに咲くのではありません。感謝の言葉をひとつ伝えることで、相手の心にもまた一輪の花が咲きます。
「感謝の数は、今の幸せの数だけあると思います。」
目の前の小さな幸せに気づける人は、心が豊かであり、仏さまの願いに添って歩んでいる人です。今日も一つ、ありがとうを見つけて、生かされている喜びを味わいたいですね。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は49日法要のご縁でもお伝えすることがあります。仏教では亡き方を偲ぶ最初の大きな法要が49日です。
年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。
安心できる出張お坊さんをお探しの方へ。浄土真宗本願寺派の僧侶が、真心を込めて法要・葬儀を執り行います。