
苦しみや悩みもまた、永遠に続くものではありません。
仏様の光は常に届いている
曇った空を見上げて、「今日は残念な日だなぁ」と感じることがあります。
青空が見えず、気分まで沈んでしまう日もあるでしょう。けれど、どれだけ雲が厚く空を覆っていても、その上では太陽が変わらず輝いています。
太陽そのものが消えたわけではなく、ただ雲に隠れているだけなのです。
私たちの心も、これとよく似ています。
不安や悩み、悲しみが重なると、「もう光なんてない」と感じてしまうことがあります。しかし仏教では、どんな迷いの中にあっても、必ず仏の光は届いていると教えられます。
見えなくなっているのは光ではなく、私たちの心の向きなのかもしれません。
雲は、やがて流れていきます。
雨も、いつかは止みます。
苦しみや悩みもまた、永遠に続くものではありません。
今は曇っていても、その上には確かに太陽がある・・・そう気づくだけで、心は少し軽くなります。
雲に負けない太陽のように、状況に振り回されすぎず、希望の灯を胸に持ち続けたいものです。
天気が悪い日でも、あなたの小さな笑顔や優しい一言が、誰かの心を照らす太陽になることがあります。
しとしとと降る雨音に耳を澄ませながら、今日という一日にも、仏様のあたたかな導きがあることを味わって過ごしたいものですね。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は初盆法要や盂蘭盆会のご縁でもお伝えすることがあります。初盆はご家族が心を合わせ、特に丁寧に供養を営む大切な時です。
ご家族が揃い、感謝を深める年中行事が盂蘭盆会です。
大阪・京都・兵庫・奈良のご法要に必要なお坊さんを派遣します。