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法要と法事の違いは?|浄土真宗【公式】お坊さん@出張®︎

法要?法事の違いを考えている喪服姿の女性 イラスト画像
目次

法要と法事の違いとは?

法事と法要の違いって何?普段何気なしに使っていますが何が違うの??そういった皆様が思ってる疑問をこちらで解説いたします。

法事とは?

法事(ほうじ)とは、ご先祖様の祥月命日(しょうつきめいにち)や節目の年忌に、ご家族やご親族、そしてご縁のある方々が集まり、仏様やご先祖さまに感謝の心を伝える仏教の行事です。

日常的には、「法事」という言葉の中に、僧侶による読経や焼香といった【仏式の儀式(法要)】だけでなく、その後の【会食や語らいの時間】まで含まれていることが多くあります。

ご先祖さまを偲びながら、思い出話に花を咲かせ、心を通わせる時間も「法事」の大切なひとときです。

法要の様子 イラスト画像

仏式の儀式

(法要)

法事の会食の風景イラスト画像

会食や語らい

法要+会食=法事

つまり、法事とは“ご供養の時間”と“家族のつながりを深める時間”の両方を含んだ、広い意味を持つ行事と言えるでしょう。

法要とは?

一方、 法要(ほうよう)は、仏教におけるご供養の中心部分を指します。僧侶が読経を行い、参列された皆様が焼香やお念仏を通して、仏様やご先祖さまに対して感謝と祈りを捧げる時間が「法要」です。

法要で僧侶による読経シーン イラスト画像

僧侶による読経

参列者によるお焼香・お念仏のシーン イラスト画像

お焼香・お念仏

静かに手を合わせるそのひとときには、日常では感じにくい“心の安らぎ”や“仏様の教え”に触れる時間が流れています。形式よりも、心を整えて仏様と向き合うことが大切な場でもあります。

まとめ(結び)

簡単にまとめるなら、
僧侶の読経だけを行う場合は「法要」、その後に会食なども行う場合は「法事」と使い分けられることが多いようです。

私自身、僧侶として多くのご家庭にお伺いして感じるのは、会食が伴えば「法事」、会食がなければ「法要と、自然に呼び方を分けておられる方が多いということです。

お坊さんが説明している様子のイラスト画像

しかし、呼び方にあまりとらわれすぎる必要はありません。

もっとも大切なのは、“亡き方を偲び、感謝を伝える心”です。

どのような形であっても、心からのご供養こそが、仏教の教えにかなったご縁のあり方だと私は感じております。合掌🙏

FAQ形式 要点まとめ


法要と法事、どちらの言葉を使っても間違いではないですか?


はい、どちらを使っても間違いではありません

法要と法事のイメージ イラスト画像

一般的には、僧侶の読経だけを「法要」、その後の会食まで含めて「法事」と呼ぶことが多いですが、どちらの呼び方でも大切なのは故人を偲ぶ心です。



法要(読経)だけを行っても失礼になりませんか?


全く失礼にはなりません。法要は仏さまや故人に感謝を伝える大切な儀式であり、会食がなくても真心を込めてお勤めされれば、十分にご供養となります。

法要(読経)のイメージ イラスト画像


法要と法事の準備はどう違いますか?


法要の準備は、仏壇やお供え・焼香の用意などが中心です。

法要と法事の違い イラストで分かる画像

法事の場合はそれに加えて、親族への案内や会食の手配などが加わります。

無理のない範囲でご準備いただければ大丈夫です。



会食を行わない場合でも「法事」と呼んで良いですか?


はい、問題ありません。地域や家庭によって呼び方が異なるため、特に決まりはございません。

法要を法事と呼んでも良いイメージ イラスト画像

大切なのは、形ではなく心を込めて手を合わせることです。


お坊さんの食事やお土産は必要ですか?

ご準備いただく必要はありません。お気遣いなく、ご家族さまのお食事のみご準備ください。お布施の御膳料に含まれておりますので不要です。

お坊さんへの手土産不要・食事不要のイメージ イラスト画像

出張お坊さんを依頼されるなら、経験豊富な浄土真宗本願寺派のお坊さんを手配します。関西全域でご家族のご縁を大切に法要をお勤めします。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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