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【どんな逆境も、必ず乗り越えられる道がある】

仏教の教えは、「全ての人に平等に苦しみを乗り越える力がある」という慈悲の心から生まれています。

仏教の教えの中で、「苦しみの中に道あり」という言葉は非常に深い意味を持っています。この考え方は「四諦(したい)」の教えに基づいており、特に「道諦(どうたい)」にその答えが示されています。四諦とは、①人生の苦しみ(苦諦)、②その原因(集諦)、③苦しみを超越した境地(滅諦)、④その境地に至る道(道諦)を明らかにする教えです。

人生には、病気、別れ、失敗、孤独といったさまざまな逆境があります。これらは避けることが難しい現実ですが、仏教では「原因があるから結果がある」と説きます。苦しみも必ず何らかの原因から生じており、その原因を正しく理解することで、解決への道筋が見えてくるとされています。

では、苦しみを乗り越えるためにはどうすればよいのでしょうか?ここで「八正道(はっしょうどう)」という具体的な実践方法が役立ちます。八正道とは、正しい見解、正しい思考、正しい言葉、正しい行い、正しい生活、正しい努力、正しい気づき、正しい集中の8つの道です。これらを少しずつ生活に取り入れることで、自分自身を見つめ直し、心の安定を保ちながら困難に立ち向かう力を得ることができます。

たとえば、逆境にあるときに「正しい見解」を意識し、状況を冷静に見つめ直すことで、感情的な判断を避けられるかもしれません。また、「正しい努力」を続けることで、どんなに小さな一歩でも進み続ける力が得られるでしょう。

仏教の教えは、「全ての人に平等に苦しみを乗り越える力がある」という慈悲の心から生まれています。逆境に直面したときこそ、この教えを活かし、心を前向きに保ちながら道を切り開いていきましょう。それこそが、人生をより深く生きる力となるのです。

法話とあわせて、法要にかかる費用や準備の仕方も知っていただくと安心です。詳しくは[年忌法要ページ]をご覧ください。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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