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心の中に仏を見出すことが大切|【公式】お坊さん@出張®︎

心の奥深くにある仏性に気づくことが、本当の解決への道となるのです。

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本当の目覚めとは

人は悩みや迷いに直面すると、どうしても外の世界に解決策を求めてしまいます。環境を変えればうまくいくのではないか、誰かが助けてくれれば楽になるのではないかと、外側に答えを探そうとするのが私たちの習慣です。しかし、真の解決は外にはなく、自分自身の内側にこそあります。

仏教では「内観(ないかん)」の大切さが説かれています。内観とは、自分自身の心を静かに見つめること。外の世界に振り回されるのではなく、心の奥深くにある仏性に気づくことが、本当の解決への道となるのです。仏性とは、すべての人に本来備わっている慈悲と智慧の心。その存在に気づくことができれば、たとえ困難に直面しても揺るがず、心穏やかに生きていくことができます。

たとえば、怒りや不安に支配されそうになったとき、それを外にぶつけるのではなく、自分の心の中で「なぜ私はこれほど揺れているのか?」と問いかけてみる。すると、感情の奥にある執着や恐れが見えてきます。それを受け入れ、手放すことで、心は少しずつ軽くなり、解決の糸口が見えてくるのです。

阿弥陀仏の慈悲は、決して遠いところにあるものではなく、私たちの心の奥に常に寄り添っています。その慈悲を感じ、内なる仏性を信じることができれば、どんな状況でも穏やかに生きていくことができるのです。

人生の本当の幸福は、外の世界の変化ではなく、自分の心がどれだけ穏やかでいられるかによって決まります。日々の内観を大切にし、自分の内側にある光を見つけることこそが、真の目覚めへとつながるのです。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

このお話は、入仏式でもお話することがあります。お仏壇を新しく整えることは、仏様をお迎えする大切なご縁です。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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