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修行が心を澄ませる|【公式】お坊さん@出張®︎

修行とは特別なことではなく、日常生活の中にある ということを忘れてはなりません。

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鏡を磨けば映る景色が澄む

【鏡を磨けば映る景色が澄むように、修行が心を澄ませる。】

曇った鏡にどれほど美しい景色が映っても、その姿は歪み、くすんで見えてしまいます。これは私たちの心にも同じことが言えます。心に煩悩や執着が積もれば、現実を正しく見ることができず、苦しみを増してしまいます。しかし、鏡を丁寧に磨けば本来の景色が鮮やかに映るように、心も日々の修行によって清らかに整えられ、真理を映し出すことができるのです。

修行とは特別なことではなく、日常生活の中にある ということを忘れてはなりません。仏道修行とは、山に籠もり厳しい修行を積むことだけではなく、むしろ 「今この瞬間をどう生きるか」 という日々の実践にこそ本質があります。

たとえば、

✔ 感謝する ー 何気ない日常の中で「ありがとう」と素直に伝えること。

✔ 怒りを抑える ー 感情的にならず、一呼吸おいて穏やかに話すこと。

✔ 気づきを大切にする ー どんな出来事からも学び、自分を成長させること。

これらは一見、些細なことのように思えますが、積み重ねることで心は磨かれ、仏の智慧に近づいていきます。逆に、「どうせ自分には無理だ」「面倒だから」と怠れば、鏡はすぐに曇ってしまい、真理を見る力が鈍ってしまうのです。

阿弥陀仏の慈悲に照らされながら、日々心の鏡を磨き、澄んだ景色を映し出せるように精進していきましょう。

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は百箇日法要のご縁でもお伝えすることがあります。49日を過ぎて百日目に営むご供養が「百箇日法要」です。

年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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