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自分自身を変えることで、世界も変わり始めます|【公式】お坊さん@出張®︎

外の世界を変えることは簡単ではありません。でも、自分の考え方や行動を変えることはできるのです。

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心の鏡で自分を整える

仏教には「内外一致」という教えがあります。これは、私たちの心の在り方が外の世界に反映されるという真理です。つまり、自分の内面を変えることで、自然と外の世界や環境も変わっていくのです。

例えば、不平不満ばかり言っている人は、どんなに恵まれた状況でも不満を感じ、物事の悪い面ばかりが目につきます。一方で、感謝の心を持つ人は、どんな状況でも幸せを見出し、人との関係も円満になります。これは、世界が変わったのではなく、自分の心の持ち方が変わった結果、見える景色が変わったのです。

仏教では「因果の道理」(いんがのどうり)という考えがあり、良い因(心・行い)を積めば良い果(結果)が生まれ、悪い因を積めば悪い果が生じると説かれます。つまり、自分自身が変わらない限り、望むような結果は得られないということです。

私たちは、つい「環境が悪い」「周りの人が変わってくれたら楽になる」と考えがちです。しかし、外の世界を変えることは簡単ではありません。でも、自分の考え方や行動を変えることはできるのです。そして、自分が変われば、それに呼応して周囲の反応も変わっていきます。

お釈迦様は、「心が清らかであれば、言葉も行いも清らかになる」と説かれました。まずは、自分の内面に目を向け、感謝・思いやり・素直な心を育ててみましょう。それが、やがて自分の人生をより良いものへと導く第一歩となるのです。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は四十九日法要のご縁でもお伝えすることがあります。仏教では亡き方を偲ぶ最初の大きな法要が49日です。

年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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