
大切なのは、愚痴に時間を費やすのではなく、新たな挑戦に意識を向けることです。
清浄光 歓喜光 智慧光
【阿弥陀仏の智慧光を頂いて、愚痴の心を減らし、新たな挑戦に集中する】
私たちは日常の中で、思うようにならないことがあるとつい愚痴をこぼしてしまいます。「なぜ自分ばかり」「もっとこうだったらよかったのに」といった後悔や不満は、心に重くのしかかり、前に進む力を奪ってしまいます。しかし、仏教では「智慧の光」に照らされることで、その執着を和らげる道が示されています。
阿弥陀仏の智慧の光は、私たちの「無明(むみょう)」← つまり、真実を見失う心を照らし、物事の本質を見極める力を与えてくれます。例えば、過去の失敗を悔やむのではなく、「その経験があったからこそ今の自分がある」と受け入れる心を育むことができます。あるいは、不満を言うのではなく、「この状況の中でできる最善のことは何か」と前向きに考える習慣を身につけることもできます。
大切なのは、愚痴に時間を費やすのではなく、新たな挑戦に意識を向けることです。仏教では「諸行無常(しょぎょうむじょう)」と説かれるように、すべては常に変化し続けています。だからこそ、過去に囚われず、今できることに集中することで、より良い未来を築くことができます。
愚痴を減らし、挑戦する姿勢を持つことは、単なる前向きな考え方ではなく、仏の智慧に照らされた生き方そのものです。阿弥陀仏の光の中で、自分に与えられた役割を全うしながら、一歩ずつ歩んでいきましょう。そうすれば、心は軽くなり、今を楽しむことができるのです。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は遷座法要のご縁でもお伝えすることがあります。大切なお仏壇を新しい場所に移す際には、感謝の気持ちを込めた遷座法要が欠かせません。
年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。