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他人と比べず、自分の道を歩む|【公式】お坊さん@出張®︎

他人の人生は他人のものであり、あなたの人生はあなただけのもの。誰とも比べる必要はありません。

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すべてがご縁で成り立つ

私たちは日々、他人と比べてしまいます。収入や地位、才能、見た目…。比較をすると、自分が優れていると感じるときは一時的に安心し、劣っていると感じるときは焦りや劣等感に苦しみます。しかし、こうした比較は終わりのない苦しみを生みます。仏教では「無我(むが)」を説きます。これは、「自分」という固定した実体はなく、すべてが縁によって成り立っているという教えです。

無我の視点に立てば、「他人と比べる自分」すらも縁によって生まれたものであり、絶対的なものではないと気づくことができます。他者との比較は、自己を固定したものと誤解し、「私はこうあるべきだ」「こうでなければならない」と執着する心から生まれます。しかし、真理としての「私」は、刻々と変化するものであり、どの瞬間も新たな縁によって成り立っています。

仏教では、ありのままの自分を受け入れることを「自受法楽(じじゅほうらく)」といいます。他者と比較することをやめ、今の自分が与えられた縁を大切に生きるとき、心は穏やかになります。焦らず、自分の道を一歩ずつ歩むことこそ、真の安らぎへとつながる道です。

解脱とは、他者との比較による苦しみから自由になること。他人の人生は他人のものであり、あなたの人生はあなただけのもの。誰とも比べる必要はありません。すべての縁を受け入れ、今ここを大切に歩んでいきましょう。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は百箇日法要のご縁でもお伝えすることがあります。ご家族が区切りを迎えるご供養については百箇日法要ページを参照して下さい。

年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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