MENU

他者の喜びが、自分の喜びとなる|【公式】お坊さん@出張®︎

誰かの笑顔を自分の喜びとし、共に感謝し、共に成長する。

目次

随喜(ずいき)とは

私たちは日々、自分の幸せを求めて生きています。しかし、自分のことだけを考えていると、なぜか満たされない気持ちになることがあります。逆に、他者の幸せを喜び、自分ごとのように感じられると、心が穏やかになり、自然と幸福感が広がるのです。

仏教ではこれを随喜(ずいき)といいます。他人の善行や成功を心から喜ぶことが、自らの功徳にもなると説かれています。たとえば、誰かが良いことをして褒められたとき、嫉妬するのではなく、「素晴らしいことだな」と共に喜ぶ。その心が自分の中にも善い種を育み、結果として自分にも良い影響を与えてくれるのです。

また、因果の法則の視点から見ても、他者に向ける想いは巡り巡って自分に返ってきます。自分のことばかり考えていると、周囲もまた自分のことをあまり考えなくなります。しかし、他者に思いやりを持ち、慈悲の心で接していると、不思議と周囲の人々も同じように優しさを返してくれるものです。これは単なる偶然ではなく、仏法が説く善因善果(ぜんいんぜんか)の表れといえるでしょう。

人は一人で生きているわけではなく、**「他者との関わりの中でこそ、自分の心も育まれる」**ということを忘れずにいたいものです。誰かの笑顔を自分の喜びとし、共に感謝し、共に成長する。その心こそが、仏の慈悲を実践する生き方なのです。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は49日法要のご縁でもお伝えすることがあります。49日はご家族が集まり、感謝とお別れを偲ぶ大切な時です。

年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。

浄土真宗のお坊さん派遣をお探しの方はこちら。

この記事が心に響いたら、シェアしていただけると嬉しいです。

この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

目次