
すべてのご縁は仏様のはたらきによって結ばれています。
決して一人ではない
私たちは、仏様や他者とのご縁によって生かされています。この世に生まれたことも、日々の生活の中で出会う人々も、口にする食べ物や手にする物品も、すべてが「仏縁」と言えるでしょう。仏様とのつながりとは、特別な修行をしなければ得られないものではなく、私たちの日常の中に常に存在しています。しかし、そのご縁に気づかず、当たり前のものとして過ごしてしまうことが多いのも事実です。
仏様の教えは、迷いや苦しみの中にある私たちに寄り添い、道を照らしてくださいます。たとえば、「南無阿弥陀仏」とお念仏を称えることで、仏様とのつながりを深めることができます。それは単なる言葉ではなく、「あなたはそのままで救われている」「決して一人ではない」という阿弥陀様の大いなる慈悲の心に触れる行為なのです。その導きを信じ、日々の暮らしに活かしていくことで、心の安らぎと感謝の念が自然と生まれてきます。
また、人とのつながりも仏様が与えてくださる大切なご縁です。人との関係には、喜びもあれば、時に誤解やすれ違いが生じることもあります。しかし、相手を思いやる心を持ち続けることで、そのご縁はより深く、豊かなものになっていきます。私たちが何気なく交わす言葉や態度が、相手の心に安らぎをもたらすこともあれば、逆に傷つけてしまうこともあるのです。だからこそ、仏様の教えに耳を傾け、「感謝」と「敬意」を持って接することが大切になります。
すべてのご縁は仏様のはたらきによって結ばれています。そのことに気づき、大切にしていくことで、私たちの人生はより穏やかで豊かなものとなるでしょう。今日もまた、仏様とのご縁を感じながら、感謝の心で一歩を踏み出していきましょう。 合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は四十九日法要のご縁でもお伝えすることがあります。ご家族が心を合わせて勤める大切な節目については四十九日法要ページを参照して下さい。
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