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仏性を信じることで、安らぎが生まれる|【公式】お坊さん@出張®︎

まず自分自身の心が清らかであることが大切です。

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泥の中にある蓮の花

仏教では「すべての人が仏性(ぶっしょう)を持っている」と説きます。仏性とは、私たち一人ひとりの中に宿る仏となる可能性、すなわち清らかで尊い心の本質のことです。日々の生活の中で、私たちは怒りや迷い、不安にとらわれることがあります。しかし、自分の中に仏性があると信じることで、それらの感情に振り回されることなく、穏やかな心を保つことができます。

また、他者の仏性を信じることも大切です。私たちは人間関係の中で、相手の言動に心を乱されることが多々あります。しかし、「この人にも仏性があるのだ」と思うことで、相手の良き面に目を向けることができ、怒りや不信感が和らぎます。たとえ今はその仏性が表に現れていなくても、それは泥の中にある蓮の花のようなもの。適切な環境と関わり方によって、やがて美しく咲く時が来るのです。

そのためには、まず自分自身の心が清らかであることが大切です。心が濁っていると、相手の仏性を見ることは難しくなります。逆に、こちらが穏やかで慈しみの心を持って接すれば、相手も自然と心を開き、仏性を表しやすくなるのです。まるで澄んだ水が周囲を映し出すように、私たちの心の在り方が、他者にも影響を与えるのです。

仏性を信じることは、ただの理想論ではありません。日々の生活の中で実践することで、私たちの心は穏やかになり、人間関係もより調和のとれたものになります。私たちが互いの仏性を信じ、尊重し合うことで、より安らぎのある世界を築くことができるのです。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は四十九日法要のご縁でもお伝えすることがあります。故人が仏様の御国に往生される大切な節目が「四十九日法要」です。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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