
歩きながら迷い、時には転びながら、少しずつ自分の道を見つけていくものです。
完璧を求めすぎて見えない道
私たちはつい、物事を完璧にしようとしてしまいます。
仕事でも勉強でも、人間関係でも、「失敗してはいけない」「もっと上手くやらなければ」と思うほど、心はだんだんと狭くなっていきます。
そして完璧を求めるほど、失敗を恐れる気持ちが強くなり、挑戦する勇気がなくなってしまうことがあります。
本当は前に進みたいのに、「まだ準備が足りない」「もっと勉強してから」と考えるうちに、いつの間にか一歩を踏み出せなくなってしまうのです。
しかし、勉強や新しいことというのは、頭で考えているだけでは分からないことが多いものです。実際にやってみて初めて、「ここが足りなかった」「ここはやり過ぎていた」と気づくことがたくさんあります。
これは人生の歩みも同じではないでしょうか。
最初から正しい道がすべて見えている人は、ほとんどいません。歩きながら迷い、時には転びながら、少しずつ自分の道を見つけていくものです。
仏教には「中道(ちゅうどう)」という教えがあります。極端に偏るのではなく、心を整えながら歩んでいく道のことです。
完璧を求めすぎて自分を追い詰めることも、何も挑戦しないまま立ち止まることも、どちらも偏った心の姿かもしれません。
だからこそ、失敗を恐れすぎず、かといって無理をしすぎることもなく、今できる一歩を丁寧に歩んでいくことが大切なのです。
思い通りにいかない出来事や、うまく出来なかった経験も、決して無駄ではありません。その一つ一つが、私たちに大切なことを教えてくれるご縁となります。
遠回りに見える経験も、振り返れば大切な学びになっています。完璧ではない歩みの中にこそ、本当の道が見えてくるのかもしれません。合掌🙏
次回の法要までの間も、日常の中で心を整える法話をお届けしてまいります。どうぞご無理をなさらず、お身体を大切にお過ごしください。
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は四十九日法要や祥月命日法要のご縁でもお伝えすることがあります。
ご家族が心を合わせて勤める大切な節目については四十九日法要ページを参照して下さい。
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