
その場には挨拶された本人だけではなく、周囲で見ている人もいます。
自分らしく 温かい心で挨拶
道ですれ違った時、自分から挨拶をしても返事が返ってこないことがあります。
そんな時、「無視されたのかな…」と寂しくなったり、次からはこちらも挨拶を控えようと思ってしまうことがありますよね。
でも、相手は考え事をしていて気づかなかったのかもしれません。あるいは、心に余裕がなく、挨拶どころではないほど大変な出来事を抱えていたのかもしれません。
私たちは、自分の見えている部分だけで相手を判断してしまいがちです。しかし仏教では、「見えない背景」にも心を向けることの大切さを教えています。
だからこそ、相手の反応だけで自分の心を閉じてしまうのではなく、まず自分から温かい心を差し出していくことが大切なのだと思います。
挨拶とは、返事を求めるためのものではなく、「あなたを大切に思っています」という心の現れなのかもしれません。
たとえ返事が返ってこなかったとしても、その優しい行いは決して無駄にはなりません。実は、その場には挨拶された本人だけではなく、周囲で見ている人もいます。
「あの人は、ちゃんと自分から挨拶できる人なんだな」
「あたたかい人だな」
そんなふうに、自然と人の心に伝わっていくものです。
すぐに結果が見えなくても、温かい行いは少しずつ周囲へ広がり、やがて信頼や安心へと変わっていきます。
見返りを求めるのではなく、「今日も自分らしく、温かい心で挨拶が出来た」そう思える毎日を大切にしていきたいですね。合掌🙏
次回の法要までの間も、皆さまの心が少しでも穏やかになるような法話を発信してまいります。どうぞお身体を大切にお過ごしください。
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
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