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世界が変わるのではなく、まず自分の心が変わることで世界の見え方が変わるのです。
心に余裕がない時ほど、人に厳しくなってしまうことがあります。
忙しさや不安、思い通りにならない出来事が続くと、私たちの心は知らず知らずのうちに固くなっていきます。そして、自分自身に厳しくなればなるほど、人にも同じような物差しを向けてしまうのです。
「もっと頑張らなければならない」
「これくらいできて当たり前」
「自分は我慢しているのだから」
そんな思いが強くなると、いつの間にか周りの人にも同じことを求めるようになります。それは職場や学校だけではありません。むしろ一番身近な家族に対して表れることがあります。
親兄弟や配偶者、そして我が子に対して、「なぜ分かってくれないのだろう」「もっと頑張れるはずなのに」と、自分の基準を当てはめてしまうことがあるのです。
しかし、よく考えてみると、相手には相手の人生があります。
自分には自分の苦労があるように、相手にも相手の苦労があります。見えている部分だけで判断してしまうと、その人が抱えている悩みや不安に気づくことができません。
仏教では、自分の心を見つめることを大切にします。
人に優しくなれない時は、自分の心が疲れているというサインかもしれません。怒りや不満が出てくる時は、相手の問題だけではなく、自分の心の状態にも目を向けてみることが大切です。
だからこそ、そんな時は無理に頑張るのではなく、自分自身の心を少し緩めてあげたいものです。
休むことも大切です。
誰かに話を聞いてもらうことも大切です。
完璧を求めすぎないことも大切です。
自分を責め続けていると、その厳しさはやがて周りの人へ向かいます。しかし、自分をいたわることができる人は、人の弱さや苦しみにも寄り添えるようになります。
まずは自分自身の心を緩めてあげることが大切なのかもしれませんね。
すると、これまで厳しく見えていた景色の中にも、人の優しさや温かさが見えてくるのではないでしょうか。合掌🙏
一番優しくしたい人に、一番厳しくなっていないでしょうか。
仏教には「心即世界」という言葉があります。
心が荒れている時は、周りの人まで嫌に見えてしまいます。
しかし心に少し余裕が生まれると、同じ人、同じ景色であっても、その見え方は大きく変わります。
世界が変わるのではなく、まず自分の心が変わることで世界の見え方が変わるのです。
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は四十九日法要や入仏慶讃法要のご縁でもお伝えすることがあります。
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