
自分を知れば知るほど、他者への理解が深まり、世界はむしろ広がっていきます。
自分自身を見つめる大切さ
私たちは日々、外の出来事や他人の言葉、世の中の評価に心を向けて生きています。けれど、仏教の教えに耳を澄ますと、まず見つめるべきは「外」ではなく「自分自身」であると気づかされます。自分の内面を知ることこそが、真の成長への第一歩なのです。
自分を知るとは、立派な理想像を描くことではありません。喜びや優しさだけでなく、怒りや不安、嫉妬といった都合の悪い感情にも気づき、否定せずに受け止めることです。「自分はこんな心を持っているのだ」と知ることで、初めて心は落ち着き、次の一歩を踏み出せるようになります。
私たちは無意識のうちに、自分の価値観や経験を物差しにして世界を見ています。そのため、思い通りにならない人や出来事に出会うと、心が狭くなり、苦しみが生まれます。しかし、自分の思考の癖や執着に気づけば、「そう感じている自分がいるだけ」と距離を取ることができ、他者への見方も自然と変わっていきます。
仏教では、自己を知ることが智慧の入り口であり、迷いの世界から離れる大切な実践と説かれます。自分の限界や弱さに気づくからこそ、阿弥陀仏の大いなる慈悲に身を委ねる道も開かれていくのです。
内面を見つめ続けることは、決して内向きに閉じこもることではありません。自分を知れば知るほど、他者への理解が深まり、世界はむしろ広がっていきます。自分を知る一歩が、より自由で豊かな人生への扉を開いてくれるのです。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は一周忌・三回忌などの年回忌法要や遷仏法要のご縁でもお伝えすることがあります。
ご先祖様のご安置場所を移す際の作法については遷仏法要ページをご覧ください。
年忌法要に関する詳しい解説は[年忌法要ページ]をご覧ください。
年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。
ご葬儀・法事に浄土真宗本願寺派のお坊さんを手配されたい方へ