
目の前の人の「大丈夫」の奥にある心にも、そっと寄り添える人でありたいですね。
相手の苦しみに寄り添う心
「大丈夫です。」
私たちは日常の中で、何気なくこの言葉を使っています。しかし、その言葉の奥には、誰にも見せていない苦しみや不安が隠れていることがあります。
本当は疲れている。
本当は助けてほしい。
でも、周囲に迷惑を掛けたくない。
心配を掛けたくない。
そんな想いから、無理を重ねながら笑顔を作っている方も少なくありません。特に責任感が強い人ほど、自分の苦しみを後回しにしてしまうことがあります。
家族のため。仕事のため。周囲の期待に応えるため。気がつけば、自分の心の悲鳴にすら気づけなくなってしまうのです。
だからこそ私たちは、表面の言葉だけを見るのではなく、その人の背景にある想いや日々にも目を向けてみたいですね。
苦しそうにしている人を見た時、
「この方のことを大切に想う人がいる。」
そう心に浮かべるだけで、見え方が変わることがあります。
誰かにとって大切な存在。
誰かが帰りを待っている存在。
誰かを支えながら、必死に頑張っている存在。
そう思えた時、「頑張ってください。」ではなく、
「無理してない?」
「大丈夫?」
という優しい言葉が自然に出てくるのではないでしょうか。
仏教では「慈悲」とは、相手の苦しみに寄り添う心だと教えられています。特別なことをする必要はありません。すべてを解決出来なくても良いのです。
ただ、相手の見えない涙に気づこうとすること。その心こそが、仏様の慈悲へと繋がっていくのだと思います。
忙しい毎日の中だからこそ、目の前の人の「大丈夫」の奥にある心にも、そっと寄り添える人でありたいですね。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は49日法要や祥月命日法要のご縁でもお伝えすることがあります。
ご供養の中でも特に重んじられるのが49日です。
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