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「分かってほしい」の前にある思いやり 〜愛語に学ぶ言葉の届け方〜

相手を大切に思い、その人に届く言葉を考え、選ぼうとする思いやりの心です。

目次

言葉が相手にどう届くのか

どうして分かってくれないのだろう…」私たちは日常の中で、そう感じることがあります。自分の想いを理解してほしい。苦しみや不安に気づいてほしい。大切だからこそ、伝えたい…。

しかし、人は「分かってほしい」と願うほど、知らず知らずのうちに言葉が強くなってしまうことがあります。

ですが、その強い言葉は、怒りや攻撃だけではなく、愛情の深さから出てくることもあります。

例えば、子供のことを大切に思うからこそ、厳しく伝えることが必要な場面もあるでしょう。また、親のことを大切に思うがゆえに、「苦しまないでほしい」という想いから、つい強い言葉になってしまい、後になって後悔することもあります。

相手を想う気持ちが強いほど、言葉にも力が入ってしまうのかもしれないですね。しかし、ここで大切なのは、「自分の想い」だけではなく、“その言葉が相手にどう届くのか”という視点なのだと思います。

同じ言葉でも、人によって受け取り方は違います。励ましのつもりが重荷になったり、心配のつもりが責められているように感じられたりすることもあります。

どれほど愛情が込められていても、相手の心の状態や性格に合わない言葉は、苦しみとして届いてしまうことがあるのです。

仏教には「愛語(あいご)」という教えがあります。これは、ただ優しい言葉を使うという意味ではありません。

相手を大切に思い、その人に届く言葉を考え、選ぼうとする思いやりの心です。

本当に大切なのは、「何を言うか」だけではなく、「どんな心で、どんな言葉を選ぶか」なのかもしれないですね。

「分かってほしい」と願う前に、まず自分自身に、相手を理解しようとする思いやりがあるのか…。そのことを、静かに問いかけてみたいものです。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

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