
今あるご縁を当たり前と思わず、大切に歩んでいきたいですね。
過去から続く沢山の因縁
私たちは日々、沢山のご縁の中で生きています。家族とのご縁、友人とのご縁、仕事で出会う人とのご縁。何気ない会話や、ふとした出会いの中にも、沢山の因縁が重なっています。
しかし人は、不安になると「このご縁を失いたくない」という気持ちから、相手を引き止めようとしたり、離れないように必死になってしまうことがあります。
もちろん、それほど大切に想っているからこその気持ちでしょう。けれど、無理に繋ぎ止めようとすると、ご縁は少しずつ苦しさへ変わってしまうことがあります。
仏教では、すべての物事は「因縁生起(いんねんしょうき)」によって成り立つと教えられています。
「因」は原因。
「縁」は様々な条件や支え。
つまり、今目の前にある出来事やご縁は、自分一人の力で生まれているのではなく、沢山の支えや積み重ねによって成り立っているという教えです。
今出会っている人も、偶然のように見えて、過去から続く沢山の因縁の中で出会っているのかもしれません。
だからこそ、自分の想いだけでご縁を育てようとしても、うまくいかない時があります。大切なのは、相手を縛ることではなく、思いやりを持って関わること。
安心して話せること。
自然体で向き合えること。
そのような関係の中でこそ、ご縁は少しずつ育っていくのでしょう。
ご縁とは、無理に握りしめるものではなく、感謝の中で育まれていくものなのかもしれません。今あるご縁を当たり前と思わず、大切に歩んでいきたいですね。合掌🙏
次回の法要までの間も、日常の中で心を整える法話をお届けしてまいります。どうぞご無理をなさらず、お身体を大切にお過ごしください。
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は四十九日法要や入仏式のご縁でもお伝えすることがあります。
ご供養の中でも特に重んじられるのが49日です。
新しい仏壇を迎える際には「入仏慶讃法要」を営みます。
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