

心も使わなければ柔軟さを失ってしまうのかもしれません。
心で感じる時間とは
私たちは毎日たくさんの情報に囲まれて生活しています。
スマホを開けばニュースや動画、SNSなど、次々と新しい情報が流れてきます。知識を得ることは大切なことであり、便利な時代になったことは間違いありません。
しかし、その一方で、頭で理解することに慣れすぎて、心で感じる時間が少なくなっているのではないでしょうか。
例えば「苦しみ」という言葉があります。
私たちは苦しみの意味を知識として理解することができます。しかし実際に苦しみを経験した時には、言葉だけでは表せない様々な感情があることに気付かされます。
不安、寂しさ、焦り、後悔、悲しみ。
同じ「苦しみ」という言葉で表現されていても、その中身は人それぞれ違います。
これは知識だけでは分からず、自分自身の心と向き合った時に初めて気付かされることです。
先日、私はスマホを見る時間をほとんど作らず、ただ音楽を聴きながら何もしない時間を過ごしていました。
すると不思議なことに、過去の出来事やこれからのこと、法務のことや人とのご縁など、様々な思いが次々と浮かんできました。
その時に感じたのです。
「心は自由に動き回っているんだな」と。
何もしていないようでいて、心は様々なことを感じ、考え、整理しながら働いていました。
身体も動かさなければ少しずつ硬くなっていきます。
それと同じように、心も使わなければ柔軟さを失ってしまうのかもしれません。
心が硬くなると、自分とは違う考えを受け入れられなくなったり、些細なことで傷ついたり、思い込みに縛られたりすることがあります。
だからこそ、何もしない時間も大切なのだと思います。
ぼんやり空を眺める時間。
音楽を聴く時間。
ゆっくりお茶を飲む時間。
そんな時間は、心に栄養を与える時間でもあります。
情報を取り入れることも大切ですが、それと同じくらい、自分の心が自由にはたらく時間も大切です。
頭で理解するだけではなく、心で感じる。
そのような時間を持つことで、私たちの心は少しずつ豊かになっていくのではないでしょうか。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
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