📞受付時間(9:00〜17:00)
LINEは24時間受付
📞受付時間(9:00〜17:00)
LINEは24時間受付


正しい答えだけでは、人の心は動きません。
私たちは誰かから相談を受けたり、悩みを聞いたりすると、「何か役に立つことを言わなければ」と考えてしまいます。そして、正しい答えを伝えることが相手のためになると思いがちです。
しかし、本当にそれだけで人の心は救われるのでしょうか。
例えば、転んで泣いている子どもに「ちゃんと前を見て歩かなかったからだよ」と正しいことを伝えても、その子どもの涙は止まりません。子どもが本当に求めているのは、正論ではなく「痛かったね」と寄り添ってくれる温かい言葉ではないでしょうか。
仏教で大切にされる慈悲とは、このように相手の苦しみに寄り添う心です。
もちろん、正しい教えを知ることは大切です。しかし、教えを伝える前に、まず相手の言葉に耳を傾け、その思いや苦しみを受け止めようとする姿勢がなければ、どれほど正しい言葉であっても心には届きません。
私たちは知らず知らずのうちに、「正しい答えを出そう」とするあまり、「正しく対話する」ことを忘れてしまうことがあります。
正しい答えだけでは、人の心は動きません。相手の思いや苦しみに寄り添う言葉があってこそ、教えは生きた智慧となります。
お釈迦さまも、相手の立場や苦しみに応じて、その人にふさわしい教えを説かれました。ただ正論を語るのではなく、相手の心に寄り添われたからこそ、多くの人が救われるご縁となったのです。
私たちの日常でも、家庭や職場、友人との会話の中で、「正しいことを伝える」場面は数多くあります。しかし、その前に「この人は今、何に苦しみ、何を伝えようとしているのだろう」と心を向けるだけで、言葉は大きく変わります。
だからこそ、正しい答えを求めるだけでなく、慈悲の心をもって相手と向き合い、正しく対話することを大切に歩んでいきたいものですね。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は〇〇法要のご縁でもお伝えすることがあります。
故人が仏様の御国に往生される大切な節目が「四十九日法要」です。
故人を偲ぶ初めてのお盆については初盆法要ページを参照して下さい。
年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。
ご縁を大切にしたご法要をご希望の方へ
浄土真宗本願寺派の正式僧侶である私が、心を込めてお勤めいたします。