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最初に知ったことが、正しいとは限らない|【公式】お坊さん@出張

一つの考えにとらわれず、さまざまな角度から物事を見つめてみる。

目次

「無明(むみょう)」とは

私たちは毎日、さまざまな情報に触れながら生活しています。人から聞いた話、テレビやインターネット、SNSで目にした情報など、知らなかったことを知る機会は昔よりもはるかに増えました。

しかし、情報が増えたからといって、必ずしも物事の真実が見えるようになるとは限りません。

私たちは、特に初めて知った情報を「そういうものなのだ」と受け入れやすいところがあります。そして一度「これが正しい」と思い込むと、あとから別の情報に触れても、最初に得た情報を基準に考えてしまうことがあります。

たとえば、誰かについて悪い噂を最初に聞けば、実際にその人と会った時にも、その情報を通して相手を見てしまうことがあります。本当は優しい人かもしれないのに、最初の印象にとらわれることで、その人の本当の姿が見えなくなってしまうのです。

仏教では、物事の真実が見えない状態を「無明(むみょう)」と説きます。

無明というと、何も知らないことのように感じるかもしれません。しかし、多くのことを知っていても、自分の知識や経験、思い込みにとらわれていれば、物事を正しく見ることができない場合があります。

そして、その情報が必ずしも正しいとは限りません。間違った情報を信じたまま判断を重ねていけば、真実から少しずつ遠ざかり、時には取り返しのつかない結果を招いてしまうこともあります。

だからこそ大切なのは、自分の考えをすべて捨てることではなく、「本当にそうだろうか」「違う見方はないだろうか」と、一度立ち止まってみることです。

昨日まで正しいと思っていたことを見直すことは、決して恥ずかしいことではありません。新しい事実に気づいたなら、考えを改める。その柔らかさもまた、智慧へとつながる大切な姿勢ではないでしょうか。

一つの考えにとらわれず、さまざまな角度から物事を見つめてみる。

見方が変われば、心が変わり、これまで見えなかった真実や新しい道に気づくことができるのかもしれません。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

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