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すべてのご縁に、同じ距離で応えなくてもいい|お坊さん@出張®︎

近づくことだけが、ご縁を大切にすることではありません。

目次

それぞれのご縁に相応しい距離

人との出会いは大切なご縁です。しかし、ご縁を大切にすることと、出会ったすべての人と同じように深く関わることは、少し違うのではないでしょうか。

私たちの周りには、じっくり話を聞くご縁もあれば、挨拶を交わすだけのご縁もあります。長く付き合うご縁もあれば、そっと見守るご縁、一定の距離を保つことで穏やかに続いていくご縁もあります。

仏教では「慈悲」とともに「智慧」も大切にします。相手を思いやる心が慈悲なら、その時々の状況を見つめ、どのように関わることがお互いにとってよいのかを見極めることも智慧の働きといえるでしょう。

特に難しいのは、最初は良いご縁だと思っていた関係が、途中から変わってしまった時です。

「一度引き受けたから」
「今さら断ったら申し訳ない」
「相手を傷つけてしまうかもしれない」

そう考えて、自分の中に生まれた違和感や苦しさを押し殺し、無理を重ねてしまうことがあります。しかし、一度結ばれた関係だからといって、その後も同じ距離で関わり続けなければならないわけではありません。

人も環境も関係性も変わり続けます。これは仏教でいう「無常」の姿でもあります。関係が変われば、それに応じて関わり方を見直すことがあってもよいのです。

距離を置くことは、必ずしも相手を嫌ったり、拒絶したりすることではありません。自分を守りながら、相手を傷つけない距離を探すこともできます。

すべてに応えようとして自分の心をすり減らしてしまえば、やがて他の大切なご縁にまで丁寧に向き合えなくなることもあります。

近づくことだけが、ご縁を大切にすることではありません。

時には立ち止まり、今の関わり方を見つめ直す。そして、それぞれのご縁にふさわしい距離を選び直していく。

それもまた、自分と相手の双方を大切にするための智慧なのではないでしょうか。合掌🙏

「そのご縁に不安や迷いを感じた時こそ、立ち止まる智慧を。」

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は49日法要や一周忌法要などの年忌法要のご縁でもお伝えすることがあります。
49日はご家族が集まり、感謝とお別れを偲ぶ大切な時です。

🔗49日の数え方・計算について▶︎

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浄土真宗本願寺派の正式僧侶である私が、責任をもってお勤めいたします。

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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