MENU
ご相談・お問い合わせ

📞受付時間(9:00〜17:00)

LINEは24時間受付

良い状態を保つことと、手を加え続けることは違う|お坊さん@出張

必要な時には整え、整っている時には静かに見守る。

目次

手を加えない智慧もある

何かが良い状態になると、「もう少し良くできるのではないか」「もっと手を加えた方がいいのではないか」と思うことがあります。

向上心を持つことや、より良くしようと努力することは大切です。しかし、すでに整っているものに手を加え続けることで、かえって本来の良さを損なってしまうこともあります。

これは物だけの話ではありません。

人間関係でも、仕事でも、自分自身の生き方でも、「もっと、もっと」と求め続けるうちに、自分の心だけではなく周囲の人にも負担がかかり、今ある良さが見えなくなることがあります。

最初は「良くしたい」という思いだったはずなのに、いつの間にか「こうでなければならない」という執着に変わってしまうこともあるのです。

仏教では、すべての物事は、さまざまな因縁が重なり合って成り立っていると説かれます。

自分一人の思いや力だけですべてを思い通りに整えられるわけではありません。だからこそ、手を加えるべき時と、静かに見守る時を見極めることも大切なのではないでしょうか。

庭の草木も、水を与えることは必要ですが、早く育ってほしいからと水や肥料を与え続ければ、かえって弱らせてしまいます。

人も同じです。

助けることが必要な時もあれば、相手を信じて見守ることが必要な時もあります。自分自身についても、努力する時があれば、今まで積み重ねてきたものを信じて休む時があってもいい。

何もしないことは、必ずしも怠ることではありません。

今ある状態をよく見つめ、「今はこれで良い」と気づき、余計なことをしない。それもまた、大切な智慧の一つです。

良い状態を保つとは、常に何かを足し続けることではありません。

必要な時には整え、整っている時には静かに見守る。

その見極める心が、物も、人とのご縁も、そして自分自身も大切にすることにつながっていくのではないでしょうか。合掌🙏

「整える智慧の中には、手を加えない智慧もある。」

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は49日法要や一周忌法要などの年忌法要のご縁でもお伝えすることがあります。
仏教では亡き方を偲ぶ最初の大きな法要が49日です。

🔗49日の数え方・計算について▶︎

亡き方を偲ぶ心は、自然と年忌法要にも表れていきます。[年忌法要ページ]を参照してください。

年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。

大阪・京都・兵庫・奈良で出張法要をご希望の方へ

浄土真宗本願寺派の正式僧侶である私が、責任をもってお参りいたします。

この記事が心に響いたら、シェアしていただけると嬉しいです。

この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

目次