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未完成であるということは、まだ変わっていけるということです。
失敗することもあれば、迷うこともある。「あの時、もっとこうすればよかった」と後悔したり、思うようにできない自分を責めたりすることもあります。
私たちは、できないことがあると「まだまだだ」と落ち込んでしまいます。しかし、未完成であることは、本当に悪いことなのでしょうか。
もし私たちが最初から何でも分かり、何でもできる完璧な人間だったなら、学ぶ必要も、成長する喜びもありません。誰かに教えてもらうことも、助けてもらうことも必要なくなってしまいます。
仏教では、私たちは煩悩を抱えながら生きる存在であると説かれます。欲や怒り、迷いを完全になくして生きようとしても、なかなか思い通りにはなりません。
大切なのは、そんな自分を責め続けることではなく、「自分にはまだ分からないことがある」「まだできないことがある」と気づきながら歩んでいくことではないでしょうか。
分からないから学べる。
できないから挑戦できる。
失敗したから、次は違う歩み方を選ぶことができる。
そして、自分が未完成だと気づけば、他人の失敗や弱さにも少し寛容になれるのかもしれません。
完璧な人は一人も存在しません。
完璧ではない者同士だから、助けたり、助けられたりできる。
一人では乗り越えられないことも、誰かに支えてもらうことで歩き続けられることがあります。そして今度は、自分が誰かを支える側になることもあります。
未完成であるということは、まだ変わっていけるということです。
昨日できなかったことが、今日は少しできるようになる。遠く感じていた夢に、一歩近づくこともある。その小さな歩みの積み重ねが、人生を豊かにしていくのだと思います。
未完成だからこそ、希望や夢に向かって歩んでいくことができる。努力が実った時の喜びや、苦しい時に誰かと支え合うことができる幸せも、その歩みの中で感じることができるのではないでしょうか。
完成することだけを急がなくてもいい。
まだ歩いている途中だからこそ、これから出会える景色があります。合掌🙏
「未完成だからこそ、希望を持てる」
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は四十九日法要や入仏慶讃法要のご縁でもお伝えすることがあります。
ご供養の中でも特に重んじられるのが49日です。
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