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他者を批判せず、自分の内面を見つめることの大切さ|【公式】お坊さん@出張®︎

批判よりも、まずは自己を見つめ、心の平穏を保つことが大切です。

目次

自分の心を見つめ直す

私たちは日常の中で、つい他人の言動に目を向け、批判したくなることがあります。「あの人はこうすべきだったのに」「なんでこんなことを言うんだろう」と、不満や怒りを抱くことは珍しくありません。しかし、仏教の「内観」の教えでは、他者を批判するよりも、まずは自分自身の心を見つめ直すことが大切だと説かれています。

お釈迦様は『他人の過ちを見ず、自らの行いを省みよ』 とおっしゃいました。他者を批判しているとき、実は私たちの心は乱れ、穏やかさを失っています。批判の気持ちは、怒りや苛立ちを生み、やがて自分自身の苦しみとなって返ってきます。さらに、心が荒れると、まだ起こってもいない未来の不安が膨らんだり、過去の嫌な出来事を思い出して怒りを募らせたりすることもあります。これはまさに、煩悩」に振り回されている状態です。

一方で、他者を批判するのではなく、自分自身を振り返り、心を整えることができれば、不安や怒りに振り回されることなく、穏やかに過ごすことができます。仏教には三毒(さんどく)という教えがあります。これは貪(とん)=欲望」「(じん)=怒り」「(ち)=無知」の三つの煩悩のことです。特に「(じん)」、すなわち怒りの感情は、私たちの心を大きく乱し、周囲との調和を壊してしまいます。

では、どうすれば批判する心を抑え、穏やかに過ごせるのでしょうか?まずは、「この批判の気持ちはどこから生まれているのか?」と自分に問いかけることです。そして、もし自分が同じ立場だったらどうするか?と考えてみるのです。他者の行動には、私たちには見えない理由があるかもしれません。そう思うだけで、少し心が落ち着いてくるものです。

批判よりも、まずは自己を見つめ、心の平穏を保つこと。これが、真の成長と調和を生み出します。今日一日、批判する心を手放し、穏やかな心で過ごしてみませんか?合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

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