
「今、この瞬間、どのような心で行動しているか」に目を向けることが大切です。
努力は必ず結果となり現れる
私たちの行いや言葉、そして心の持ち方は、すべて因果の法則に従って成り立っています。仏教で説かれる「善因善果、悪因悪果」とは、偶然の出来事の話ではなく、自分が蒔いた種が、時を経て必ず何らかの形で実を結ぶという真理です。種を蒔いてすぐに芽が出ないように、因果の結果もまた、すぐに目に見えるとは限りません。
しかし、結果が現れないからといって、因果が存在しないわけではありません。むしろ、私たちが気づかぬところで、確実に心に積み重なっているのです。善い行いは、たとえ誰にも評価されなくても、自分自身の心を静かに整え、安心や温かさを育てていきます。その心の在り方は、やがて言葉や態度となって周囲に伝わり、人間関係や人生の流れにまで影響を及ぼしていきます。
一方で、怒りや妬み、利己的な思いから生まれた行いは、外からは見えなくとも、心を少しずつ曇らせていきます。その曇りが重なると、物事を素直に受け取れなくなり、知らぬ間に苦しみを増やしてしまうのです。これは罰ではなく、因果の自然な働きにほかなりません。
だからこそ私たちは、目先の損得や結果に一喜一憂するのではなく、「今、この瞬間、どのような心で行動しているか」に目を向けることが大切です。善き因を蒔くとは、特別な善行を重ねることではなく、日々の暮らしの中で、少し丁寧に、少しやさしい心を選び続けること。その積み重ねが、やがて自分自身を支え、人生を穏やかに照らしてくれるのです。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
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