
見えない基礎を丁寧に築いた人ほど、人生は揺るぎないものになります。
見えない基礎を築く
人生には遠回りに見えて、必要な道があります。
私たちはどうしても早く結果を求めてしまいます。努力をすればすぐに成果が欲しくなりますし、周りの人と比べては焦りや不安を感じることもあります。
しかし、人生は必ずしも思い通りに進むものではありません。
建物も基礎がなければ建つことが出来ません。どれほど立派な家でも、基礎工事を省いて完成させることは不可能です。
けれども、多くの人は完成した建物を見て「立派な家だな」と感心しても、その下にある基礎を見ることはありません。
人生も同じではないでしょうか。
努力した時間、失敗した経験、悩みながら考え続けた日々は、まるで建物を支える基礎のようなものです。その時は無駄に思えたり、何も進んでいないように感じたりすることがあります。
しかし、見えないところで積み重ねたものは、確実に自分の土台となっていきます。
仏教では、自分の思い通りにならない出来事も大切なご縁として受け止めます。
苦しい経験や失敗した出来事は、出来れば避けたいものです。しかし、その経験があったからこそ人の痛みが分かるようになったり、感謝の心が育ったりすることがあります。
振り返った時に、「あの遠回りがあったから今の自分がある」と気づかされることも少なくありません。
私たちは完成した姿ばかりに目を向けがちです。しかし、本当に大切なのは、その姿を支えている見えない部分なのかもしれません。
今は結果が見えなくても焦る必要はありません。
結果が出ていない今の努力も、人生を支える丈夫な基礎を築いている最中なのかもしれません。
見えないところで積み重ねたものは、やがて人生を支える確かな力となって現れてくることでしょう。合掌🙏
見えない基礎を丁寧に築いた人ほど、人生は揺るぎないものになります。
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は四十九日法要や一周忌法要などの年忌法要のご縁でもお伝えすることがあります。
ご供養の中でも特に重んじられるのが49日です。
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