

仏性とは、誰もが仏となる尊い可能性をいただいているという仏教の教えです。
子供の頃のように
鏡を見るたびに、白髪が増えたり、しわが深くなったりと、年齢を重ねた自分の姿に気づくことがあります。
しかし、不思議なことに心の中はどうでしょうか。
青春時代によく聴いていた音楽が流れてくると、一瞬で当時の景色や友人との思い出がよみがえり、胸が高鳴ることがあります。
「あの頃に戻ったような気持ちになった。」
そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
年齢とともに身体は変わっていきます。若い頃のように思うように動かなくなることもあります。しかし、心の奥にある「嬉しい」「楽しい」「大切な人を思う」という気持ちは、子供の頃から今も変わらず私たちの中に生き続けているように感じます。
人生を歩む中で、さまざまな経験を重ね、悲しみや苦しみ、喜びや感謝を味わいながら、私たちの心は少しずつ成長していきます。しかし、その成長の土台には、子供の頃のように素直に喜び、人を思いやる温かな心が今も息づいています。
仏教では、この誰もが持っている尊い心を「仏性(ぶっしょう)」と説かれています。
仏性とは、誰もが仏となる尊い可能性をいただいているという仏教の教えです。
普段の生活では、忙しさや悩みに心が覆われ、その存在を忘れてしまうことがあります。しかし、家族を大切に思う気持ちや、人の幸せを願う優しさ、小さなことにも素直に喜べる心に気づいた時、私たちは仏性の温もりに触れているのかもしれません。
だからこそ、年齢を重ねることは若さを失うことではなく、仏さまからいただいた仏性に気づき、その尊さを味わいながら歩んでいくことなのではないでしょうか。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
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