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失敗した時に見える景色 ― 逆縁が教えてくれる本当の宝物

何もしなければ失敗はありません。しかし、新しい気づきや成長にも出会うことはできません。

目次

逆縁(ぎゃくえん)とは

私たちは失敗をすると、つい「こんなことにならなければよかった」と後悔してしまいます。

仕事での失敗、人間関係のすれ違い、思い通りにならない出来事。誰もが失敗を避けたいと願うものです。

しかし、不思議なことに、失敗して初めて見えてくる景色があります。

自分の調子が良い時には、多くの人が自然と集まってきます。ところが、不調になった時や失敗した時には、それまで周りにいた人が離れていくことがあります。

そのような時でも変わらず側にいてくれる人がいます。

励ましてくれる人。

黙って見守ってくれる人。

何も変わらず接してくれる人。

その存在の温かさは、順調な時には気づけなかったかもしれません。

失敗するということは、前に向かって歩んでいる証です。何もしなければ失敗はありません。しかし、新しい気づきや成長にも出会うことはできません。

仏教では、このような苦しみや失敗を通して大切なことを学ぶご縁を「逆縁(ぎゃくえん)」といいます。

一見すると不幸に思える出来事でも、その経験が私たちの心を育て、本当に大切なものへと導いてくれるご縁になることがあります。

だからこそ、逆縁は決して無駄ではありません。

失敗したからこそ、人の優しさを知ることができる。

失敗したからこそ、支えてくださる方のありがたさに気づくことができる。

失敗したからこそ、自分一人では生きていないことを深く味わうことができるのです。

人生には成功だけでは見えない景色があります。

阿弥陀さまのお慈悲は、順調な時だけではなく、苦しみや迷いの中にいる私たちにも、いつも変わることなく注がれています。

だからこそ、失敗を恐れるのではなく、その出来事から何をいただくのかを大切に歩んでいきたいものですね。合掌🙏

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は四十九日法要や盂蘭盆会のご縁でもお伝えすることがあります。
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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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