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鬼とは遠仁(おに)―思いやりを忘れた時、私たちの心に現れるもの

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余裕を失うと、誰にでも遠仁(おに)の姿が現れることがあります。

目次

人を思いやる心を忘れた時

「鬼」と聞くと、多くの人は恐ろしい姿を思い浮かべるでしょう。

しかし、仏教では「鬼」を「遠仁(おに)」とも表す教えがあります。

「仁」とは、人を思いやる慈悲の心です。その思いやりから遠く離れ、自分さえ良ければよいという自己中心的な心を「遠仁(おに)」と表します。

本当に恐ろしい鬼とは、角や牙を持つ想像上の存在ではなく、人を思いやる心を忘れてしまった時の私たち自身の姿なのかもしれません。

忙しい毎日を送っていると、心に余裕がなくなることがあります。仕事や家庭、人間関係など、さまざまなことを一人で抱え込みすぎると、相手を思いやる余裕まで失ってしまいます。

すると、何気ない一言がきつい言葉になったり、相手の気持ちを考える前に自分の感情をぶつけてしまったりすることがあります。

その時の私たちは、決して悪い人になったのではありません。ただ、余裕を失ったことで、思いやりが見えなくなっているだけなのです。

だからこそ、そんな自分に気づくことが大切です。

少し立ち止まって深呼吸をする。誰かに頼ってみる。休息を取る。心に少しだけ余裕を取り戻すことで、相手を見る目も、自分を見る目も変わってきます。

仏教は、人を責める教えではありません。自分の心を見つめ、思いやりを育てていく教えです。

今日という一日も、心に少しだけ余裕を持ちながら、人とのご縁を大切に歩んでいきたいものですね。合掌🙏

余裕を失うと、誰にでも遠仁(おに)の姿が現れることがある。

次回の法要までの間も、日々の暮らしの中で心を整える法話を発信してまいります。皆さまとのご縁に感謝しつつ、どうぞ健やかにお過ごしください。

「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」

この法話は遷仏法要や入仏慶讃法要のご縁でもお伝えすることがあります。
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この記事を書いた人

大阪府東大阪市の龍眞院(代表 小田昌良)です。浄土真宗本願寺派の僧侶として、関西一円でお葬式や法要を心を込めてお勤めしております。

ご縁をいただいた方々が、阿弥陀如来の大きな慈悲に包まれ、少しでも安心してご先祖供養に向き合っていただけるよう、日々精進しております。

このホームページでは、仏事に役立つ情報や仏教の教えを日常に活かす法話を発信しています。

またXでも法話を配信し、より多くの方に仏縁を結んでいただけるよう努めております。

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