
顔の表情や声の調子もまた、言葉と同じように人の心に影響を与えます。
大切なのは、心からの言葉
窓辺に置かれた観葉植物は、光がなければ健やかに育つことができません。どれだけ水を与えても、光が届かなければ、やがて元気を失ってしまいます。
これは私たち人の心も同じではないでしょうか。日々の生活の中で、厳しい言葉や無関心に触れると、知らず知らずのうちに心は疲れ、元気をなくしてしまいます。
しかし反対に、ほんの一言の温かい言葉が、心に光を差し込み、再び前を向く力を与えてくれることがあります。実際に、何気ない一言で救われたという声をよく頂きます。その一言は特別な言葉ではありません。「ありがとう」「大丈夫?」といった、ごく当たり前の言葉です。
けれども、言葉は形だけでは届きません。上辺だけの言葉は、かえって相手の心を遠ざけてしまうこともあります。だからこそ大切なのは、心からの言葉です。相手を思いやる気持ち、寄り添おうとする心、その「慈悲の心」がこもってはじめて、言葉は本当の意味で相手の心に届くのです。
仏教では「和顔愛語(わげんあいご)」といい、やさしい表情と、思いやりのある言葉で接することの大切さが説かれています。顔の表情や声の調子もまた、言葉と同じように人の心に影響を与えます。
今日、誰かにかけるその一言が、その人の一日を照らす光になるかもしれません。そしてその光は、やがて自分の心にも返ってきます。小さな言葉を大切にすることが、やがて大きな安心とつながりを生んでいくのです。
忙しい日々の中では、つい言葉が後回しになりがちです。しかし、ほんの一言に心を込めることは、決して特別なことではありません。今ここで出会うご縁の中で、その一言を大切にしていきたいものです。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
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