
変わることは、決して失うことではありません。
髪を切る日は無常の気づき
それは見た目を整えるだけでなく、古い自分を手放す大切なきっかけでもあります。
私たちはこれまでの自分に安心感を持ち、そのままでいることに居心地の良さを感じてしまうものです。しかし、私たちを取り巻く環境は日々変化し続けています。変わらないように見える日常の中でも、時間は確実に流れ、同じ瞬間は二度と訪れません。
仏教で説かれる「無常」とは、すべてが移り変わっていくという真理です。この無常の中で生きる私たちは、本来、変化の中にある存在です。それにも関わらず、過去の考えやこだわりに執着してしまうことで、心に重さや苦しみを抱えてしまうのです。
不要になった考えやこだわりを手放していくと、心は自然と軽くなり、悩みや迷いも少しずつ減っていきます。すると物事がシンプルに見え、新しい一歩も踏み出しやすくなります。さらに、執着がほどけることで、これまで見えなかった大切なものにも気づけるようになります。その気づきが、穏やかで安らかな心へと私たちを導いてくれるのです。
また、変化を受け入れることで、人との関わり方や物事の捉え方にも余裕が生まれます。自分の中に余白ができることで、相手を受け入れる力も自然と育まれていくのです。
変わることは、決して失うことではありません。今の自分に合った新しい在り方に出会うことでもあります。その変化の中で、自分らしさもまた深まっていくのでしょう。
髪を整えるように、心も整える。
変わることを恐れるのではなく、その先にある軽やかさや新しいご縁を楽しみながら、日々を歩んでいきたいものです。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は49日法要や一周忌法要などの年忌法要のご縁でもお伝えすることがあります。
49日はご家族が集まり、感謝とお別れを偲ぶ大切な時です。
感謝の心を伝える方法として、年忌法要は大切なご縁の場です。詳しくは[年忌法要ページ]をご参照ください。
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このような思いで、日々お参りに伺っております。
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