
小さな“立ち止まる時間”が、失いかけていた心を取り戻してくれることもあります。
心を失うほど余裕がない
毎日を過ごしていると、気づかないうちに「忙しい」という言葉を何度も口にしていることがあります。
仕事、家事、人間関係、時間に追われる日々の中で、心に余裕がなくなってしまうことは誰にでもありますよね。
「忙」という字は、“心を亡くす”と書きます。
左側の「りっしんべん」は、「心」という漢字から成り立っており、心の働きや感情を表しています。
つまり「忙しい」とは、ただ予定が多い状態ではなく、“心を失うほど余裕がなくなっている姿”とも受け取れるのかもしれません。
急いでいる時ほど、人は大切なものを見落としてしまいます。空の色、季節の風、誰かの優しさ、自分自身の疲れ…。
本当はそこにある大切なものに、気づけなくなってしまうのです。そして、心に余裕がなくなると、言葉も荒くなり、周りを見る力も弱くなってしまいます。
仏教では、立ち止まって「今の自分の心」を見つめる時間をとても大切にしています。
無理に頑張り続けることだけが尊いのではありません。
時には深呼吸をして、静かにお茶を飲む時間を作る。
空を見上げる。
ゆっくり眠る。
そうした小さな“立ち止まる時間”が、失いかけていた心を取り戻してくれることもあるのだと思います。
人生は、急ぎ続けるだけでは見えてこない景色があります。
少し立ち止まった時にこそ、今まで気づかなかった優しさや、ご縁の有り難さに出会えるのかもしれないですね。合掌🙏
次回の法要までの間も、日常の中で仏縁を感じていただける法話を発信してまいります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
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