
苦しみもまた、何らかの原因によって生じているのです。
自分の内側に目を向ける
私たちは日々の中で、思い通りにならない出来事や人とのすれ違いに苦しみを感じることがあります。できることなら避けたいものですが、その苦しみの中にこそ、自分自身を見つめ直す大切なきっかけがあるのではないでしょうか。
苦しみを感じたとき、「なぜこの苦しみがあるのか」「どこから生じたものなのか」と、そっと心に問いかけてみることが大切です。すると、その原因が他人や環境だけではなく、自分の考え方や思い込み、期待の中にあることに気づかされることがあります。
仏教では、このように原因があって結果が生まれることを「因果」といいます。苦しみもまた、何らかの原因によって生じているのです。その原因に気づくことができれば、同じ苦しみに振り回されることなく、心のあり方を少しずつ整えていくことができます。
しかし、人は自分の思い込みに気づくことが難しく、つい外側に原因を求めてしまいがちです。だからこそ、立ち止まって自分の内側に目を向ける時間が大切になります。
苦しみは決して無駄なものではありません。それは、自分の内側に目を向けるための大切なご縁です。すぐに答えが見つからなくても、気づこうとするその姿勢こそが、すでに歩みの中にあります。
今日という一日の中で出会う出来事も、すべてが気づきへと繋がる大切なご縁です。苦しみを避けるのではなく、その意味に気づこうとすることで、心は少しずつ穏やかに整えられていきます。焦らず、自分の歩幅で一歩ずつ進んでいきたいものですね。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
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