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心の闇に少しずつ光が差し込み、ものの見方や受け止め方は確かに変わっていきます。
「仏法は聴聞に極まる」と教えられています。
これは仏教だけのお話ではなく、私たちの日常にも通じる大切な教えだと感じます。
多くの人は、一度聞いて「分かった」と思ってしまいます。しかし、本当に大切なことほど、一度では分からないものです。
同じ話を何度も聞く。そのたびに新しい気づきをいただく。その積み重ねが、少しずつ私たちの心を育ててくれるのです。
教えは変わりません。しかし、私たちの心は一瞬たりとも同じではなく、日々移ろい変わっています。
嬉しい日もあれば、悲しい日もあります。順調な時もあれば、不安や苦しみに包まれる日もあります。
だからこそ、同じ教えを聞いても、その時々で受け止め方が変わります。
以前は何も感じなかった言葉が、ある出来事を経験したあとに心へ深く響くことがあります。
また、話す人や聞く場所、その日の心の状態によっても、教えの受け止め方は変わります。
だからこそ、「これは誰かの話」ではなく、「今の自分への言葉」として耳を傾けることが大切なのだと思います。
さらに大切なのは、聞いて終わることではありません。
日々の暮らしの中で実際に行動し、教えを思い出しながら過ごしてみる。その時、言葉は知識ではなく、自分自身の経験として心に刻まれていきます。
見えないところでは少しずつ心が育ち、ある日ふと、「以前なら腹を立てていたことを穏やかに受け止められた」「苦しかった出来事の意味を違う角度から考えられるようになった」と気づくことがあります。
人生は一日で大きく変わるものではありません。
しかし、教えを聞き続け、自分ごととして受け止め、日々の暮らしの中で味わい続けることで、心の闇に少しずつ光が差し込み、ものの見方や受け止め方は確かに変わっていきます。
聞くたびに、自分が変わる。
その積み重ねこそが、人生をより豊かにし、穏やかな心へと導いてくださる歩みなのではないでしょうか。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は49日法要や盂蘭盆会のご縁でもお伝えすることがあります。
49日はご家族が集まり、感謝とお別れを偲ぶ大切な時です。
毎年ご先祖様を偲び、感謝を伝える大切な行事が「盂蘭盆会」です。
年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。
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浄土真宗本願寺派の正式僧侶である私が、責任をもってお参りいたします。