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自分には必要なかった知識が、困っている誰かを助けることもあるでしょう。
何か問題が起きた時、私たちはそれを乗り越えようと、色々なことを調べたり、人に尋ねたり、実際に足を運んで確かめたりします。時間をかけて準備し、「これなら大丈夫」と思えるところまで考えることもあるでしょう。
ところが、いざ蓋を開けてみると、結局は何もしなくても問題が解決してしまうことがあります。
そんな時、「あれだけ調べたのに」「わざわざ足を運んだのに」と、それまで費やした時間や労力を無駄だったように感じてしまうかもしれません。
しかし、本当に無駄だったのでしょうか。
仏教では、物事は一つだけの原因で生まれるのではなく、さまざまな因と縁が重なり合って成り立っていると説かれます。
私たちの経験も同じです。その時には使わなかった知識も、実際に見て気づいたことも、人と話して教えてもらったことも、経験として自分の中に残っています。
そして後になって似たような問題に直面した時、「そういえば、あの時に調べたことがあった」と判断を助けてくれることがあります。自分には必要なかった知識が、困っている誰かを助けることもあるでしょう。また、解決のために足を運んだことがきっかけとなり、思いがけない人との新しいご縁につながることもあります。
私たちはどうしても、目の前の結果だけを見て「役に立った」「無駄だった」と判断してしまいます。しかし、人生はその結果だけで終わるものではありません。
今日使わなかった経験も、明日の自分を支える大切なご縁になる。
大切なのは、無駄だったと切り捨てることではなく、そこで何を知り、何に気づき、次の歩みにどう生かしていくかです。
遠回りに思えた道にも、これからの自分を支えるものが残されているのかもしれませんね。合掌🙏
「この記事は、浄土真宗本願寺派 龍眞院『お坊さん@出張®』がお届けしました。」
この法話は四十九日法要や百箇日法要のご縁でもお伝えすることがあります。
ご供養の中でも特に重んじられるのが49日です。
49日を過ぎて百日目に営むご供養が「百箇日法要」です。
年回忌法要早見表をご覧いただくと、今年のご法要日程がすぐに分かります。
初めての方もご安心ください
浄土真宗本願寺派の正式僧侶である私が、最初から最後まで誠実に対応いたします。